日本が誇る「無印良品」のブランドアイデンティティは、「これでいい」だそうです。
「これがいい」や「これじゃなきゃ」ではなく「これでいい」。

聞いて鳥肌がたちました。
自分がこれまでに無印良品で購入したアイテムは、振り返ってみると、すべてが「これでいい」選択だったと思うんです。

なかでも、超音波アロマディフューザーはすごいです。
最初は妥協の「これでいい」で選んだのに、今は「ちょうど良くて満ち足りている、これでいい」と思っていて、どちらの気持ちも無印良品の戦略どおりなことに気づいて、感動しています。


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アロマをはじめたいなと思っていたころ、もともとは違うブランドのディフューザーに憧れていました。
美しい流線形でひとまわり大きくて、インテリアの主役になるような存在感があるデザイン。
私がアロマを始めた動機のひとつが、その憧れディフューザーをリビングに置きたかったからだったようにも思います。
そのくらい気に入りました。

ただ、値段が高かった。定価30000円以上したのです。

「自分のお小遣いで買うにしても、ニオイの霧をまく装置に30000円も出すなんて、夫が理解してくれないだろう」
「三日坊主の私のことだし無用の長物になる可能性も高い。ホコリをかぶった姿が目に入るたびに無駄金を使った罪悪感が湧いてしまうかも」

そこで、代替品として見つけたのが、4900円の無印良品のディフューザーでした。
なんてことないシンプルなルックスが良かったのです。
さらに低い価格帯でも種類はあったけれど、デザインには妥協したくなかったので私の中では2択に絞り込まれました。

忙しさと迷いの中ですぐには購入できず半年ほど寝かせているうちに、心に変化が起きました。
憧れディフューザーと無印ディフューザーを何度も見比べているうちに、
なんと無印のほうがより良く見えてきたのです。

「ディフューザーをリビングの主役にしたいのか?」
「いや、そうではない」
「シンプルなほうが身の丈にあっていて心地よいだろう」

ついに私は、無印良品のほうを買いました。


無印ディフューザーの機能美には想像を上回る良さがありました。
無造作に持ち運べるので、水を捨てたり洗ったりが簡単です。
そして、寝室や玄関など使いたい場所にラクラク移動できるのです。
宿泊先にも持っていったことがあるほどです。

妥協の「これでいい」は、いつしかすっかりと、満足の「これでいい」に変わっていました。
私にちょうど良くて満ち足りているのです。
愛着は使うほどに増しています。
結局のところ、扱いが楽なのでめんどくさがりの私にもボチボチと続けられているんだと思います。

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無印良品の店内を見回せば、すべてが「これでいい」商品ばかりです。
すべての製品をぴったりと「これでいい」レベルに仕上げるって、どんなにか難しいことでしょう。
客観的で冷静な計算や高度なデザイン力などのチームワークの結晶だと思います。
プロ度が半端ないなー。

ブランディングが大切だということを再認識させられます。
ブランドアイデンティティが定まっていれば、業務中の開発シーンや運営を考えるシーンで、基本の軸が決まっていて、ぶれず悩まず最短コースを選び取っていけそうです。